この記事は「青木鉱泉からの鳳凰三山〈1〉」の続きです。
起床時間は朝の3時半(シュラフがなかなか離れてくれず、完全に起きたのは4時位かな)。
下界ではまったく信じられない時間ですが、山ではこれが当たり前。
テントから顔を出すと、すでに出発の準備が整っている方もいます。
でも、しっかしほんとみなさんお早いですね...。
お湯を沸かし、コーヒーを入れ、急いでパンを頬張り出発の準備をします。
いつもであればテントや不要な荷物をこのままデポして山頂へ行き、戻って来てからテントを撤収し、下山ってのがお決まりですが、今回は下山ルートを登りと変えているので、テントを背負って行く必要があります。
フライが結露でびちょびちょだったので、ちょっとデポ案も頭をよぎりましたが、ドンドコ沢で下山するのもなんだか嫌だったので、気合いを入れてテントを撤収!
重いザックを背負い、まずはオベリスクのある地蔵岳を目指します!

鳳凰小屋から地蔵岳までは1kmだそうですが、山に登っているときは距離は気にしません。
なぜならば、同じ1kmだって急登や岩場であるのか、また緩やかであるのかによって全然違うから。
むしろ、時間表記の方が目安になるので助かります。

登りだしてしばらくは樹林帯の急登。
朝からデカザックでこれは堪えます。

鳳凰小屋から約20分、目の前には大きな奇岩が!
そう!あれが地蔵岳のオベリスク!
でも、あいつに辿り着くまでの道がきびしい!

何がきびしいって、砂地の急登で足場はとても滑りなかなか前に進みません!
オベリスクはもう目の前なのに...。

でも後ろを向けばどこまでも続く雲海。
疲れも吹っ飛ぶ綺麗さです。

さあ、オベリスクまではほんとあと少しです。
しかし、オベリスクまではまだ行かず、左手に曲がりまずは賽ノ河原へ!

お地蔵様がたくさんの賽ノ河原からは甲斐駒が!
以前甲斐駒に登ったときはガスで何も見えなかったので、これくらいすっきりと晴れた日にもう一度登りたいなと思いました。
もちろん漢だったら黒戸尾根ですよ!
さあ、それではオベリスクに向かいます。

鳳凰三山のシンボル「オベリスク」。
近づいて写真を撮れば撮るほど気がつくのですが、これは遠くから見てこそかっこいいのであって、真下から見たらただの奇岩!
また、上まで登れるという噂もチラホラ聞いていましたが、他に写真を撮っている方に迷惑になるといけないので、渋々(?)登るのは諦め賽ノ河原へと戻ります。

やはり離れて見る方がかっこいい「オベリスク」。
でも、想像していたよりも大分小さい。

それでは、賽ノ河原から赤抜沢ノ頭へと向かいます。

赤抜沢ノ頭へ上がると待っていたのは北岳。
「早く登りにこいよ〜」と呼ばれているようです。

そして、オベリスクと八ヶ岳。
赤岳の形も特徴的でわかりやすいですね。
ここから先は砂地の稜線歩き。
右手には日本第2位の北岳、正面には日本第1位の富士山を見ながらとなんとも贅沢。

稜線歩きは気持ちいいですよ〜!
ちなみに午前7時...、普段ならまだ寝ていますzzzz

歩いてきた道とオベリスク。
次なる目的の観音岳山頂もあと少し。

空が青い!青すぎる!
人がちらほらと見えるのが観音岳の山頂。

観音岳の山頂からは富士山と薬師岳が見えています。
どうやらこの先はアップダウンもなさそうなのでちょっと楽そう。

薬師岳へと向かっていると左側から分厚い雲が...。
8時過ぎにはガスってくるだろう、という予想が当たりました。
でも、なんとか薬師岳までは持ってくれそうです。

太陽が雲に覆われました。
薬師岳山頂はもう目の前。

鳳凰三山縦走もこの薬師岳で終わり。
最後は北岳と山頂標識のツーショット!
なんとか天気が悪くなる前に鳳凰三山を縦走出来て、大満足のまま下山を開始します。
どんな下山ルートか特に下調べもせずに歩き出した中道はとにかく急で石や木の根っこで歩きづらい!
一歩一歩の段差が大きく、膝に悪そう。
頭の中では「グルグルグルグルグルコサミン♪」がエンドレスリピートです。
おまけに結露でびちょびちょのテントのせい(?)で、行きよりも重く感じるザックも肩にどんどんのしかかります。
そして、登ってくる人もほとんどいないので、熊鈴をいつもより余計に鳴らしながら降りていきます。
登山道が九十九折になり、沢の音が聞こえてくれば登山道の終わりはあと少し!と言いたいところですが、この九十九折もまただらだらと長い!
と、ここで後ろから来た人に抜かれ、ちょっとショック。
なかなか速いペースで降りていたつもりだったのですが...。
あまりにもくやしくて、ちょっとスピードアップしましたが、あっという間にいなくなってしまいました...。
こちらはデカザック、あちらは普通のザックですから仕方ない...(最終的には4時間位のルートを3時間位で降りてるので遅くはないと思います)。
中道は登山道が終わると、しばらくは林道を歩きます。
この林道歩きってやつが、これまた大変つまらない。
もし車(工事関係車両?)がきたらヒッチハイクしてやろう!なんて思いながら歩きましたが、車は一台も通らず、結局自力で歩いて青木鉱泉に無事に到着!
下山後は青木鉱泉の水場で頭から冷たい水をかぶり、温泉には入らずに帰路へとつきました。
意外と水をかぶって、服を着替えるだけでもスッキリするもんですね(もちろん温泉にはかないませんが...)。
鳳凰三山へは今回登ったルート以外にも夜叉神峠からのルートなどもありますし、また登りに行こうかと思っています。
登山日:2011年8月14・15日
カメラ:GXR A12 28mm
Flickr:2011.08/鳳凰三山


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