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mountain climbing/登山

なぜ山に登るのか?それはそこに山があるからじゃ!

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July 9, 2011 written by sanpoto

漢だったら黙って甲斐駒は黒戸尾根〈3〉

この記事は「漢だったら黙って甲斐駒は黒戸尾根〈2〉」の続きです。

七丈小屋からの夜明け

すぐ近くにテントを張っていた刀利天狗で追い越した学生さんらしきグループが朝の3時に起きる情報を盗み聞きしていましたので、きっと朝からワイワイガヤガヤで目覚まし替りになるだろうと予想して目覚ましをセットせずに寝た昨晩。
見事に予想通りのワイワイガヤガヤで寝過ごすことなく3時に起きることができました。
どうもありがとう!

テントから外に出てみると昨晩降っていた大雨はやんでおり、朝日がもうすぐ出るかのように空は紅く染まりだしていました。
朝食を食べ、甲斐駒ケ岳山頂に向けて出発です!

若干空が明るくなってきてはいますが念のためしばらくはヘッドランプをつけて歩きます。

黒戸尾根夜明け

30分位登ると雲の中から太陽が出てきました。

モルゲンロート

いつかはかっこいいモルゲンロートを撮影したいと思っています。
肉眼で見るともっともっと岩が紅く染まっていたのですが...。

朝日に染まる雲海

雲海も紅く染まっています。
山に登った者だけが見られる景色。

雲に覆われた甲斐駒

このまま晴れて欲しいなと願ったのですが、それも虚しく甲斐駒ケ岳山頂方面は雲の中...。

黒戸尾根

岩の合間を登って行きます。
足元の岩は大きくないので、歩きづらくはないのですが、結構な登りなのでキツイ。

黒戸尾根の鎖場

そして、垂直の鎖場です。
足を置く位置がしっかりとしているので問題はないと思います。

黒戸尾根の鎖場

次の鎖場も同じく足を置く位置はしっかりしているので大丈夫でしょう。

黒戸尾根の岩場

だんだんと手も使って登らなくてはならなくなってきます。
しかし、ここもまた問題はないでしょう。

黒戸尾根の剣

この剣はいつだれがどのようにして刺したのか?
どこかに登れるところがあるのだろうか?
そして、よく考えてみると昔は鎖が設置されていたはずもなく、一体どうやって甲斐駒ケ岳に登っていたのだろう?
う〜ん、今の登山者は恵まれているな〜、と昔の人たちを尊敬したのでありました。

黒戸尾根

ありゃ、そうこうしているうちに目の前はガスで真っ白です。
山頂に着くまでにはガスを抜け、晴れ間が出ているだろうと信じて登ります。

黒戸尾根の岩場

先に見える赤い目印を目標に岩場を登ります。
落ちる不安などはないのですが、足元、手元に夢中で、目標から少しずれるたびルートを修正しながら登りました。
岩に◯印なども着いていないので前方をこまめに確認しながら登ることをおすすめします。

甲斐駒ケ岳東峰

そして東峰に到着!
ガスでうっすら見える程度ですが、その先に甲斐駒ケ岳の山頂が見えています。
さあ、もうひとふんばり!

甲斐駒ケ岳山頂

やったー!ついに黒戸尾根で甲斐駒ケ岳山頂に到着!
し、しかし、眺望はゼロ...。
今夏登りたいと考えている北岳、そして鳳凰三山はいったい何処でしょうか...。

甲斐駒ケ岳山頂

う~ん、山頂標識の文字もうっすら...(これは天候関係ありません)。
おまけに少し寒い...。
せっかく日本三大急登の黒戸尾根を登ったのにな〜。
次回は北沢峠側から登って素晴らしい景色を見るためにまた来ようと誓い、ひとまずテン場までおりることにしました。

甲斐駒ケ岳山頂

それにしてもここまでガスで真っ白にならなくても...。

雲海

下山するにつれて少しずつガスもはれてきて、目の前にはまたまた雲海!
ま、山頂からではなくても素晴らしい景色が見れたので良かったです。

テン場には予定時間よりも大分早く戻ってこられたので、チンタラとテントの撤収 (遅くてもチンタラですが)。
さあ、あとは何も考えずにひたすら登山口まで下山するのみ。
そして、お楽しみは下山後の温泉!

唯一ちょっぴり不安だった七丈小屋近くの鎖場はまったく問題なく通過し、順調に進みます。
長いだけの五合目鞍部の梯子も無事下り(途中何回か下を見ましたがほんと長い...)、ここから先はほとんど心配なし!そう思っていました...。

しかし、間もなく刃渡りというところで登山ルートから外れてしまいちょっとピンチ!
石を越えたところで本来のルートは左だったのですが、なぜか右に行ってしまい、気がつくと砂地の急斜面。
一、二歩下って間違っていることには薄々気がついたのですが、先に足跡もあるしもう少し下ってみようと思い進みました。
先に進むほど斜度がきつくなり、これ以上進むと滑落しそうだったので戻ることに。

戻っている途中に別の登山者の方に「ルートはこっちですよ!」と声を掛けられ、ちょっと恥ずかしい思いをしました。
なんとか滑落せずに登山道に戻ったときには大分体力を消耗していました。

そして、刃渡りを通過し、ここからが今回の登山で本当に一番つらかった...。
どこまでも延々と下る登山道...。
前日にこんなにも登ったのか...。
歩けど歩けど変わらぬ景色...。
背中にずっしりとのしかかるザック...。
おまけに水切れ...。
いや~、本当に辛かった...。
もう帰りたい...、でも帰るためには自分の足で歩かねば...。

登山口の前にかかる吊り橋が見えたときはもううれしくってうれしくって...。
でも、喉元過ぎればなんとやらで、このころにはまたいつか黒戸尾根を登ろうなんて思ったりもしていました。

吊り橋を渡り、竹宇駒ケ岳神社に無事下山をしたことを報告し、あとは駐車場まで歩くだけ。
最後の車道歩きでは駐車場側から歩いてくる人に「ごくろうさん!」「すごいね!」と声をかけられました。

そして車まで戻り、登山靴を脱いだときのなんとも言えぬ解放感!
じわじわっと黒戸尾根を登ってきた充実感が出てきました(もちろん筋肉痛も...)。

下山後は白州・尾白の森名水公園べるが内にある尾白の湯に寄ってから帰りました。
今回の登山で少しは登山レベルが上がったと良いのですが...。

登山日:2011年7月2・3日
撮影カメラ:GXR A12 28mm
Flickr:2011.07/甲斐駒ケ岳

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